妻の友人が泊まりに来ることになりました
その日は、妻と友人の2人で昼にフレンチ。そのあと家へ戻ってきて、夜は僕も加わって3人で家飲みです。
朝、友人は一度うちに来ています。
その時点では、いつもの家。
テーブルも普通。
ハロウィンの飾りも、ほとんど見えません。
2人が出かけたあと。
僕ひとりになった部屋で、準備開始です。

帰ってくるまでに、別の食卓を作る
今回やりたかったのは、ハロウィン料理を何品か作ることだけではありませんでした。
2人が帰ってきたとき、

え、朝と全然違う
となるところまでやりたい。
テーブルクロスを替える。
壁にも飾りを出す。

そして料理もハロウィン仕様にする。
僕はこういうサプライズが好きです。
ただし、料理は好き勝手に決められるわけではありません。
妻からは以前から、

友達が来たら、これ出して
と言われていた料理がありました。
ローストビーフ。
揚げ出し豆腐。
大葉ときのこを巻いた豚肉のせいろ蒸し。
しかも2人は昼にフレンチを食べてきます。
夜まで洋食を重ねるより、なるべく和食寄りで、重くなりすぎない方がいい。
そこで決めました。
新しいハロウィン料理を考えるのではなく、いつもの料理をハロウィンにする。
これなら妻のリクエストも残せます。
見慣れた料理が、だんだん怪しくなっていく
最初に変身したのは、豚肉と大葉、きのこのせいろ蒸し。
普段なら、そのままポン酢などで食べる料理です。
今回は黒と白を使ってミイラ風にしました。

ちゃんとミイラに見えました。
……途中までは。
最後に少し温めたあと、まだ温かいうちにラップをしてしまい、若干つぶれました。

ちょっと平べったくなったな
次に作るなら、ちゃんと冷ましてからラップします。
一方、見た瞬間のインパクトが一番強かったのは黒い揚げ出し豆腐。


これ、コショウ?

違う違う(笑)
黒いですが、食べればちゃんと揚げ出し豆腐です。
味は知っている料理なのに、見た目だけで初めて見る料理になる。
今回やりたかったことが、一番分かりやすく出た一皿でした。
去年できなかったことが、今年は簡単にできた
ハロウィンサラダには、ドクロのマッシュルームや、おばけ、コウモリなどを散らしました。


こういう細工、去年はかなり苦労しています。
たとえばライスペーパー。
どうにかハロウィンの形にしたくて、湿らせたり焼いたり、あれこれ試しました。
うまくいかない。
残った失敗作は僕が食べる。

……また食べるか
今年は同じことをしたくありません。
そこで、この1年で型抜きや飾り切り用の道具を少しずつ増やしました。

今年かなり使ったのが、貝印の「ちゅーぼーず! 飾り切りナイフセット」。
目のような小さな丸を抜いたり、細かなパーツを作ったりするときに便利でした。
以前は太いストローなども使っていたんですが、小さく抜いた食材を取り出すのが地味に大変でした。
これは押し出しやすいので、細かな作業がずいぶん楽になりました。
もう一つ活躍したのが、アーネストのおばけ型抜き。
去年、ライスペーパー相手に苦戦した時間は何だったのか。

これでよかったんじゃん……
料理の腕が突然上がったわけではありません。
できなかったことを、道具ややり方を変えて次はできるようにする。僕はたぶん、そこが一番楽しいんだと思います。
ちなみに、さらに顔のパーツを作れるハロウィン用の型抜きも新しく購入しました。
ただし、これは次回用です。
ローストビーフは、皿ごとハロウィンにした
ローストビーフ自体は、うちでは定番です。
なので肉そのものを変えるのではなく、今回は皿全体をハロウィンにしました。

真ん中に坊ちゃんかぼちゃ。
周りにドクロのマッシュルームとかぼちゃ型のにんじん。
そしてクレソン。
クレソンは最初、生のまま添えるつもりでした。
途中で何となくバターソテーしてみたら、しんなりした葉が妙に枯れ草っぽい。
ハロウィン的には、むしろ正解です。
普段はあまりクレソンを食べない妻も、

これ、おいしい
と食べていました。
予定していなかったものが妙にハマる。
こういうのも家で作る料理の面白いところです。
ローストビーフには低温調理器を使っています。
イベント料理の日に助かるのは、肉につきっきりにならなくていいこと。
肉を加熱している間に、野菜を切ったり、別の料理を作ったり、飾り付けをしたりできます。
僕が使っている低温調理器は数年前に購入した旧モデルです。
現在紹介しているのはその改良版で、僕が使っているものより、水に浸ける必要がある部分が短くなっています。
そのため、以前より浅めの鍋でも使いやすくなっているようです。
僕が実際に使っているものは以前のモデルです。
こちらはその後の改良版として紹介しています。

具体的な温度や時間、今回のローストビーフの作り方については、この記事では細かく書きません。
そこはnoteの実践編にまとめています。
予定は崩れた。でも、座るところまでは間に合った
事前に考えていた予定は、
11時開始。
14時ごろにはほぼ完成。
夜は盛り付け中心。
かなり余裕があるはずでした。
実際には、飾り付けなどで料理開始が約1時間遅れます。
15時を過ぎても、まだ揚げ出し豆腐を揚げていました。
そこから片付け。
さらに、2人が帰ってくる前に僕もシャワーを浴びたい。

全然、計画どおりじゃないな
最終的に料理がほぼ揃ったのは16時前。
でも妻たちの帰宅も少し遅くなりました。
結果、間に合いました。
計算どおりではありません。
ただの結果オーライです。
それでも一つだけ、やりたかったことは守れました。
作った僕も、ちゃんと一緒に食卓へ座ること。
料理を出した人だけ最後まで台所にいるのは避けたかった。
3人で一緒に食べられたところまで含めて、今回は成功です。
朝にはなかったハロウィンが、帰ってきたら全部ある
そして2人が帰ってきました。
朝には普通だった部屋です。
そこに、
ハロウィンの飾り。
テーブルクロス。
黒い揚げ出し豆腐。
ミイラ。
ドクロ。
ローストビーフ。
サラダ。


すごい!

かわいい!
料理を説明すると、今度は皿の中から顔やドクロを探してくれます。
この反応を見たところで、僕の中ではようやく完成でした。
一番うまくいった料理を一つ選ぶなら、たぶん決められません。
妻が食べたかったものを残せた。
昼がフレンチなので、夜は重くしすぎなかった。
いつもの料理をハロウィンにできた。
去年できなかった細工もできた。
朝にはなかった景色を、帰宅までに作れた。
一番うまくいったのは、たぶん食卓全体です。
完璧ではありません。
ミイラは少し潰れました。
かぼちゃの顔も、次はもう少し上手く作りたい。
段取りも予定より遅れました。
でも、次に直したいところがあるから、またやりたくなるんですよね。
詳しい作り方はnoteの実践編にまとめています
今回はレシピそのものより、
「いつもの料理をどうハロウィンに変えたか」
という一日の話を中心にしました。
具体的な材料や分量、調理工程、ローストビーフの調理記録、細かな失敗と改善、当日の段取りなどはnoteの実践編にまとめています。
自分でも作ってみたい方はこちらからどうぞ。

特別な料理を全部ゼロから考えなくても、
いつもの料理に少し手を入れる。
去年困ったところは、道具に助けてもらう。
部屋も少しだけ変える。
それだけでも、普段の食卓はかなり違う景色になります。
次にやるときは、今回より少しだけ上手くなる予定です。
たぶん。
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